せんと | 2020年06月11日 18:13
日本は、GDP比で借金の割合がダントツで1番です。
しかし、日本が借金がありすぎて危ないという人もいれば、日本は全然大丈夫なんだよという人もいますよね?
深掘りして解説していきたいと思います。
今日もお付き合い下さい。
不景気とかデフレ、リストラとか日常的に聞きますよね。
これって実は世界からすると、異常なことなんですよ。
1990年代にバブルがはじけてからこんな言葉が30年近くも言われていて、日本は長期的な低迷傾向にあります。
そして経済的に、借金大国日本などとよく言われますよね。
2018年のデータになってしまいますが3月に成立した、2018年度一般会計予算を見てみると、歳入総額は97兆7128億円でした。
この中で、租税及び印紙収入は59兆790億円で歳入全体の60.4%です。
これに対して注目しなければいけないのは、国債発行による歳入は33兆6922億円と歳入全体の34%を占めています。
国債についてわからない人はこちらの記事をご覧ください。
簡単に言えば国の借金です。
そしてこれは将来の世代にとって、負担となってくるお金です。
歳入とは、私たちの生活で言えば収入のことで、3割以上を借金で賄っているのが日本の現実です。
一方で歳出を見てみましょう。
23.8%にあたる23兆3020億円が国債費(国債返済費)に当てられています。
歳出とは私たちの生活で言えば、出費の事ですね。
収入の4分の1は借金の返済と元利払いに費やしています。
他の歳出を見てみると、地方交付税交付金等は15.8%で、15兆5150億円。
このお金は、日本国が地方自治体に再分配するお金です。
さらに見てみると、残ったお金を社会保障費や公共事業費などに当てているので、財源には限りが出てきてしまいます。
さらには、高齢者が年々増加しているので、社会保障費はどんどん増えていっています。
そして財政の赤字は悪化するばかりです。
手取り年収600万円の人が、毎年330万円ほどの借金をしていて、230万円近くを借金返済にあてている状態です。
そして、970万円以上かかる生活を送っているようなものです。
こんな生活を続けていたら、普通借金まみれになって破綻することが目に見えてますよね?
悲しいことに、日本の現状はこのような状態です。
あなたがどう感じるかはまた別として、借金に借金を重ねるような生活がいつまでも続くとは思えません。
財務省によると、日本の普通国債発行残高(借金)は2017年度予算で865兆1579億円に達しています。
税金から取れる収入と比べると、みんなが税金をちゃんと払って15年分の莫大な額です。
計算上なので、みんながちゃんと税金を納めていないとしたら、20年以上になるような金額です。
そして今までの借金を全て合計した金額は、約1080兆円にもなっています。
これは、国民一人当たりに換算すると853万円にもなってしまうんですね。
赤ちゃんも含めてですよww
おぎゃーって生まれた瞬間に、日本人として生まれたので853万円マイナスからスタートみたいなものですからね。。
とても大げさな言い方をしましたが、そのくらい危機感を持って政治を見ていかなければ日本の未来は不安だらけになってしまいます。
国が大きい小さいなどもあるので、基本的にGDPと国の借金の比率で判断するのが一般的です。
他の先進国から比べても、日本は比べ物にならないくらい高い数字となってしまっています。
日本の借金は、どんどん膨れ上がっています。
今のところは銀行などが国債を買っているので、すぐに破綻の危機が迫っているというわけではありません。
でも、今のような状態が続いてしまったら、どうなってしまうかは明確ですよね?
日本はどのように借金を返していくのか?
いつかは国民からの税金を増やして支払っていくしかありません。
こんなふうに、日本の現状はとんでもないことになってしまっているんです。
今回は、日本の借金をテーマに話をしてきました。
既に借金が返せなくなっている、ギリシャや、スペイン、イタリアなどよりも多すぎる借金を抱えているのが日本です。
そして、日本が裕福な時代はもう既に終わっています。
一般の人はもう感じているかもしれませんが、インバウンド需要などで海外から旅行に来る人たちの売り上げに頼るような業種も増えてきています。
そして、お隣中国などでは日本人がお金持ちという考え方はもうほぼなくなっています。
この先どのようなことが起きるか分かりませんが、借金を重ねていく日本の政治は絶対にどこかで変えなければいけない日が来るでしょう。
今回は、数字を見て私の個人的な意見を書かせてもらいました。
だから、日本はまだまだ大丈夫!という人もいるでしょう。
しかし普通に考えたら、借金が多すぎる日本には、厳しい未来が待っているのではないでしょうか?
それではまたお会いしましょう、
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