米国株を安く買うチャンスは再び訪れるか

 | 2020年06月30日 12:25

これからしばらくは米国株は下がりやすい展開が続くと思っています。アメリカでの新型コロナウイルスの感染再拡大が下落要因です。

6月末の現時点で4月のピークを超える新規感染者数を連日記録しているところをみると、2週間と持たずに再び都市閉鎖が行われる州がではじめ、経済も停滞すると考えているからです。

ワクチンの出荷は早くても10月と言われているので、7-9月のワクチンがない期間のアメリカで都市封鎖することなく乗り切るのは困難です。

希望的な観測が入っているのかもしれませんが、3月ほど安値ではないにしろ、米国株を安く買うチャンスはもう一度やってくる可能性はあると思っています。

この記事のポイント

  • アメリカの新規感染者数は連日のように4月のピークを超えている。
  • 「3-4月のような全米での大規模な都市封鎖にはならない」という考えから、株価の下落はまだ限定的。ただし、感染が拡大する州で次々と都市封鎖が行われるようになると見ている。
  • ワクチンはまだ試験中だが、有効性があったとしても早くても10月まで出荷されない。病床数を超えないように、新規感染者を抑えるための都市封鎖が、感染拡大する州で必要になるはず。
  • まだ、これから再び米国株を安値で買えるチャンスは訪れる可能性がある。

4月の新規感染者数のピークを超えたアメリカ/h2


毎日のようにアメリカの新規感染者数は、4月のピークを超えて拡大中です。

4月のピーク時には最大で3.9万人の新規感染者が出ていたのですが、この記事を書いている最新の情報では3日連続で4万人を超える新規感染者が出ています。