ジョンソン&ジョンソン、予想ほど業績悪化せず株価上昇【20年4-6月期】

 | 2020年07月22日 13:51

ジョンソン&ジョンソン (NYSE:JNJ)の2020年第2四半期(4-6月期)の決算発表がありました。

前年よりも利益・収益ともに落ち込みましたが、それでも事前に予想されたほどは落ち込まずにすみました。

予想以上の業績が発表されたこと、2020年通年の業績予想の引き上げの発表されたことを受けて投資家は買いで反応し、決算発表があった日は+0.67%高と小幅ながら株高になっています。

この記事のポイント

  • 利益・収益は前年に比べて大幅に減少したが、それでも予想された減少幅ほど悪化しなかった。
  • 業績が良かったのは医薬品で前年比プラス成長を維持、一方で悪かったのは医療機器販売が30%超えの減収だったが、予想ほど悪化しなかった。
  • 2020年度の業績予想が上方修正された。新型コロナウイルスで業績が低迷されると予想された医療機器分野が、想定ほど落ち込まなかったことが背景にある。

2020年4-6月期結果/h2

 

  • 一株利益:1.67ドルで、予想を0.16ドル上回る(前年比マイナス35.3%)。
  • 調整後一株利益:1.36ドルで、予想を0.18ドル上回る(前年比マイナス34.6%)。
  • 収益:183.4億ドルで、予想を6.1億ドル上回る(前年比マイナス10.8%)。

前年と比べると利益は30%減少、収益は10%減少と決して良くないのですが、利益・収益ともにアナリスト予想を超えてきました。

過去3年間でアナリスト予想を1回しか下回っていないのは、さすがの安定感です。