ゴールド急落でも、まだ保有を続ける理由。

 | 2020年08月13日 14:00

先週から今週の短い期間にかけてゴールド の価格は急落したので、ゴールドの価格を気にしている人も多いと思いますが、「推測される下落の原因」と「私の場合だったらゴールドの投資をどうするか」を書いておきたいと思います。

結論から言うと、ゴールドの下落は短期的で大きな流れは変わっていないと考えているので、急落前に持っていたゴールドはいっさい売らずに保持しています。

今後売るとしたら中央銀行FRBが金融緩和策を縮小するときか、アメリカの経済が順調に回復してゴールド以外よりも株のほうがリターンが大きくなると判断したときですが、どちらもまだそのタイミングではないと思っています。

この記事のポイント

  • 短期的にゴールドは下落した。恐らく下落の原因は、7月のアメリカの雇用が予想よりも良かったから。
  • 低迷するアメリカ経済をささえるための景気刺激策でゴールドの価格も上がっていたが、予想よりも好調だった雇用の状況を見て、刺激策の勢いが失われると市場が判断した可能性がある。
  • しかし、今でもアメリカにはリーマン・ショック後の最悪期を超える失業者がいて、FRBも政府も刺激策をやめる段階にはない。もしも今支援の手を緩めれば、景気低迷が長引いて総額としてより大きな規模の支援策が必要になる可能性もある。

直近のゴールドの価格の下落の原因/h2

この数日間、ゴールドの価格は連日さがっています。8月11日は一日で5%もの下落を記録しました。