今週の相場見通し 株式ウィークリー投資羅針盤

 | 2020年09月28日 08:32


☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2020/9/28(日)
 
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☆ 来週の相場見通し
 
☆ 米国市場
 
 先週の米国市場は引き続き買われ過ぎ銘柄が売られ冴えない展開となった。ハイテク銘柄だけでなく、欧州での新型コロナウイルスの感染拡大が嫌気されるように景気敏感株も売られ、相場全体の調整感がかなり強まったと思う。週末には買戻しも入り下げ渋りとなったが、追加の経済対策への期待も薄れ、米中対立を嫌気するような動きもあり、冴えない展開が続いた。
 
 今週は戻りが期待されるところだが、雇用指標など景況感を示す指標の発表もあり、調整が続くと思われる。新型コロナウイルスの感染拡大も懸念され、ワクチンの早期開発は期待されるものの景気への影響が続くと思われ、追加の経済対策なども見込みにくいなかでは買い切れないということになりそうだ。大きく売られれば反発もあるのだろうが、下値を試す動きが続くと思う。
 
 今週は火曜日にS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数や消費者信頼感指数が発表され、水曜日はADP全米雇用リポートやGDP(国内総生産)改定値、シカゴ購買部協会景気指数、NAR仮契約住宅販売指数が発表される。木曜日は月替わりだが、個人消費支出・個人所得や新規失業保険申請件数、建設支出、ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況感指数が発表される。週末金曜日は雇用統計や製造業受注の発表がある。
 
☆ 日本市場
 
 先週の日本市場は4連休中に欧米株式市場が大きく下落したことから下値を試す動きとなった。買戻しなども見られ、総じて底堅い展開となったのだが、あく抜け感が見られるということでもなく、積極的に買い上がるような材料も見られず冴えない展開となった。
 
 今週の日本市場は週末に米国株が高かったことから買い先行となることが期待されるが、新型コロナウイルスの感染拡大も懸念されるなかで積極的に買い上がるというわけにもいかないだろう。月末の配当落ちもあり、23,000円をキープできるかどうかということになるのだろうが、空売りの買い戻し一巡となった後や配当を取ったあとには手仕舞い売りを急ぐような動きも見られるのだろう。売られ過ぎ銘柄などの物色は見られるのだろうが、買戻し一巡となったものから大きく売られるということになりそうだ。
 
 今週は月曜日は景気動向指数、火曜日は都区部消費者物価指数(CPI)や貿易収支が発表され、水曜日は商業動態統計や鉱工業生産指数、自動車生産台数、自動車輸出台数、住宅着工統計、工作機械受注が発表される。木曜日は10月入りということで日銀短観の発表があり、新車販売台数や軽自動車新車販売台数が発表される。金曜日は完全失業率や有効求人倍率、マネタリーベースが発表になる。
 
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
 
・NYダウ
 遅行スパンがローソク足を割り込んだことに続いて、75日移動平均線のサポートを確認しながら雲の中に入ってきた。雲をどちらに抜けるかで、今後の方向が決まりそうだ。
 予想レンジ  26,000ドル~27,500ドル