コロナで成長を加速させるP&G、好決算で業績見通しも引き上げ【20年7-9月期】

 | 2020年10月23日 15:33

2021年第1四半期(2020年7-9月期)のP&Gの業績は良かったです。

今回のP&G (NYSE:PG)の決算発表は”A good quarter isn’t difficult to explain(好調な四半期なので、難しい説明もいらないでしょう)”というオシャレな一言から始まりました。

手短に業績を振り返り、アナリストたちの質疑応答に多くの時間を割くところに、今のこの企業の余裕を感じます。

売上と利益はアナリスト予想を超える成績をおさめて、2021年度の業績見通しも引き上げました。私もP&Gの株を保有していますが、今は安心して放置して問題なさそうです。

この記事のポイント

  • P&Gの2020年7-9月期の決算は、売上・利益ともにアナリストたちの予想を上回る好決算だった。
  • 2020年7-9月(21年度第1四半期)の業績が良かったので、2021年度の業績見通しも引き上げられた。
  • 新型コロナウイルスでも成長を続けられる製品が多く、11個中10個の製品カテゴリーで売上成長を果たした。
  • 新型コロナウイルスの影響を強く受けている米国などの市場では、コロナの要因で売上が+5%積み上げられている模様。

もしも、何かしらP&Gに文句をつけるなら、コロナが予想以上に早く収束した場合に、売上に下方圧力がかかることです。その場合は、この1年で既に20%以上上昇している株価にも影響があるかも知れません。