割安なインテル株。買うタイミングはまだ訪れず【20年7-9月決算】

 | 2020年11月19日 17:38

インテル (NASDAQ:INTC)の決算が先日発表されたので、この記事で振り返っておきます。

インテルは割安に放置されていてしばらく投資機会を探っていたのですが、決算発表を見る限りまだまだ買わなくて良いと判断しました。

今のインテルはAMDなどの他の半導体企業から技術競争で遅れを取っていることを前回の決算記事で書きましたが、それから3ヶ月たっても進展が見られませんでした。

私はこの問題をかなり深刻だと考えているのですが、インテルの対応が遅く、少し失望しています。この間に、一歩先を行くライバル企業には市場シェアを取られるのだろうとも思います。

2020年7-9月期の売上・利益ともに予想以上の内容で、ガイダンス(今後の業績見通し)も悪くなかったのですが、市場の投資家もインテルの半導体技術競争に関する進展の遅さに失望したのか、株価は決算発表後に10%下げる展開になりました。

この記事のポイント

  • インテルの2020年7-9月期の決算では、売上・利益ともに予想以上の結果を残して、悪くない内容だった。
  • しかし、以前から課題に上がっていた次世代半導体製造の遅れで、大きな進展が見られなかったことに投資家は失望したのか、株価は大きく下げた。
  • インテルの株価はかなり割安に見えるが、次世代半導体の製造の遅れが長引けばライバルにシェアを奪われることになる。半導体開発の続報がある21年1月まで買わなくて良さそう。

2020年7-9月は前年を下回るも予想ほど悪くない業績/h2

株価は大きく減少しましたが、7-9月期の売上・利益はそれほど悪くはありませんでした。

 
  • 調整後一株利益:1.11ドルで予想に一致。
  • 収益:$18.3Bで、予想を0.04B上回る(前年比-4.7%)。