Pyxis JeanPierre | 2020年11月25日 15:30
日々是相場 -夕刊- 2020年11月25日(水)
日経平均 26,296.86 円 △ 131.27 円
≪東証一部≫
売買高 15億4,946万株
売買代金 3兆1507億7800万円
値上り銘柄数 771 銘柄
値下り銘柄数 1,318 銘柄
騰落レシオ(25日) 100.32 % ▼ 8.12 %
為替 1ドル=104.43 円
☆ 市況概況 ☆
米国株高を受けて買い先行も上値の重い展開
米国株が大きく上昇したことを受けて買い先行となり、一気に26,500円を抜けて大幅高の始まりとなった。寄り付きの買いが一巡となった後も買戻しを急ぐ動きが続き、さらに上値を試すような動きとなった。ただ、さすがに目先的な過熱感が強いことや新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどを嫌気した手仕舞い売りに押され、上げ幅縮小となった。
昼の時間帯も先物の手仕舞い売りがみられ、後場に入ってからも上値の重い展開となった。26,500円を割り込んでも買いが入らないとなると手仕舞い売りも嵩み、東京都の時短要請が伝わると売り急ぐ動きも見られさらに上げ幅縮小となった。買われすぎ銘柄が多いだけに手仕舞い売りを急ぐ動きも見られ、何とか前日比プラス圏で値を保ったものの冴えない展開で安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く。総じて軟調となった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調だった。先物も散発的にまとった売りが出て、買戻しも限られ、指数を下押す要因となった。手仕舞い売りだけでなく、ヘッジ売りなどもあったようで、上値の重さを確認しては売られた。
さすがに目先的な過熱感が強まっている。今日もまだ空売りが増えるようであれば、堅調な地合いも続くのだろうが、買われすぎ銘柄を中心に買戻し一巡館が強まると大きな下落となることもあるだろう。新型コロナウイルスの感染拡大が続いている以上、買われ過ぎ感がついて回ると思われる。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
移動平均線からの乖離も大きいところで上ヒゲ陰線となったことで、典型的な天井の形となった。明日明後日で本日の高値を抜けないと売り急ぐ動きも出るだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
さすがに上値も重くなってきたが、それにしてもこの水準からさらに買うという意味が分からない。もちろん、売られすぎ銘柄などは値ごろ感から買われても良いのだが、割高感が強い銘柄までさらに買われるという状況にある。
いつも述べているように、目先の需給だけ、つまりは空売りが積み上がっているから、買戻しが入り株価が上昇する。株価が上昇すると買われ過ぎ感が強いから空売りが増える。そして下がらないとなると買戻しが入るからさらに割高水準まで上昇するということが繰り返されているということだ。
ただ、さすがに買われすぎ銘柄の中には買戻し一巡となって手仕舞い売りに押されるものも出始めており、追随するように買われすぎ銘柄が売られるということになるのだろう。ただ、世界的な金余りの中で資金がどこに向かっていくのか、しっかりとみる必要があるだろう。
資金が空売りの資金になるのであれば、再度踏み上げ相場となり、買われすぎ銘柄からさらに買われるということになるだろう。一方で、買われすぎということで逆回転が始まると買っても、買っても下がるということで徐々に買い手がいなくなるということになるのだと思う。
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