注目銘柄レポート エスプール(2471) 目先の底入れ確認となるか!?

 | 2020年11月30日 12:48


 75日移動平均線を抜けて底入れとなるか!?

日経平均が29年ぶりの高値水準まで急騰したが、日経平均やTOPIXに影響の大きな銘柄が買われているだけで、遅れ感が強い銘柄が多い。特に、小型銘柄の中には、買われすぎから大きな調整となるものも見られるが、買われすぎているわけでもないような銘柄は売られることもなく、保ち合いが続いている銘柄が多い。日経平均などの指数に過熱感が出るなかで、まだ買える銘柄はないかということで注目してみると、ようやく保ち合いを放れかけているようなものが散見される。
 
今回の相場は世界的な金余りの中で、買える銘柄を物色するという流れなのであるから、これまで見向きもされなかったような銘柄が、今度は「まだ買える銘柄」として取りざたされる可能性もあるのではないかと思う。特にハイテク銘柄などが買われすぎており、買われすぎ銘柄の利益確定売りから次に注目される銘柄としてエスプール(2471)をピックアップしてみた。
 
11月2日の安値を下回らなかったということで買いが入ってきたようだ。25日移動平均線を抜けて底入れ感が出てきており、さらに雲のねじれの日柄で75日移動平均線や基準線を抜けてくれば目先の底入れから9月の高値を試す動きになってくるだろう。この水準を保って強含みに推移すれば、25日移動平均線も上昇に転じてくるので、ここから75日移動平均線を抜けてくれば、底入れ確認となるのだろう。いったん雲に上値を押さえられ、25日移動平均線や75日移動平均線のサポートを確認する場面もあるかもしれないが、75日移動平均線さえ抜けてくれば9月の高値水準である800円台半ばまでの戻りは期待できる。