樺 淳一 | 2021年03月18日 11:48
昨日のFOMCでは、市場予想通り金利は据え置きとなりましたが、
2023年末まで利上げを行わないと示唆されドル売りに。
ドル円はNY市場で108.70まで下げて
日足では上ヒゲ陰線を形成致しましたが、
東京市場では円売りの動きもあり再び109円を回復してきましたね。
このように、現在のドル円はリスクオン(株高円売り)の場合は
円売り圧力で上昇しやすく、リスクオフ(株安円買い)の場合は
ドルが買われやすく底堅い動きに。
いずれの地合いも下げにくい環境となっていますので、売りは注意。
下がっても買うを基本として、
トレード対応していきたいと考えています。
【ドル円 日足チャート】
また、ドル売りとなった事でユーロドルは反発。
現時点では3/11高値(1.1989)水準で上値を抑えられていますが、
もう一上げして高値切り上げとなるか注目。
昨日の解説でもコメントさせて頂きましたが、
達成できるようであれば、買い注文を発注したいと考えています。
【ユーロドル 4時間足チャート】
ただし、明日は日銀会合の結果発表や黒田総裁の会見を控えていますので、
ドル円やクロス円などの動きには注意が必要です。
イベントをきっかけに上下どちらかに動きが出る可能性もありますので、
また何か目立った変化などございましたら改めて解説させて頂きます。
一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
●今日の経済指標
17:00 [ユーロ] ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
19:00 [ユーロ] 1月貿易収支
21:00 [イギリス] イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:00 [イギリス] 英中銀資産買取プログラム規模
21:00 [イギリス] 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:30 [アメリカ] 新規失業保険申請件数
21:30 [アメリカ] 3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 [アメリカ] 2月景気先行指標総合指数
24:55 [アメリカ] パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
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