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2021年のIPO銘柄で2022年も堅調に推移すると期待される3銘柄

発行済 2021-12-01 19:54
更新済 2020-09-02 15:05

2021年は1999年のIPOブーム以来となるIPOが非常に活況な年となった。

Robinhood Markets (NASDAQ:HOOD)やCoinbase Global (NASDAQ:COIN)などのようにIPO後投資家の関心を十分に引き付けられなかった銘柄もあるが、初値から価格が倍に高騰したような銘柄もある。

下記に挙げる3社はいずれも、ハイテクのユニコーン企業であり、急速な成長および広範な事業機会を背景に、それぞれの分野でリーダー的存在になるかもしれない。.

1. Affirm Holdings

  • IPO日:2021年1月13日

  • IPO価格:49ドル

  • 年初来リターン:+158.5%

  • 時価総額:$35.6 Billion

Affirm Holdings (NASDAQ:AFRM)は2021年に先人を切ってIPOした。同社はフィンテック企業であり、人気が増している「後払い決済」を可能にしたリーダー的企業である。上場時初値は49ドルであり、当初の初値予想である41ドル~44ドルを上回っていた。

同社はPayPal (NASDAQ:PYPL)の共同創業者であるMax Levchin氏によって2013年に創業され、NASDAQ市場にて初日に98.5%値上がりし、97.24ドルで取引を終えた。上場によって同社は12億ドルの資金調達を実現した。

上場後も同社は値上がりを続け、11月8日には上場来高値となる176.65ドルに達した。これは初値から158.5%の上昇である。昨日は126.68ドルで引けた同社の時価総額は今や356億ドルだ。

AFRM Daily Chart

同社が手掛ける決済サービスへの需要が旺盛であることを背景に、11月10日に発表した第1四半期収益は前年比55%のプラスとなり、市場予想を容易に越えるものとなった。

同社が提供する後払い決済を利用すると、オンラインでの購入に対して利用者は金利負担なく何ヶ月かに渡って支払いを分割することができる。利用者は870万人と年初来で124%増加している。グロス・マーチャンダイズ・ボリューム(GMV)と呼ばれる売上指標をみると同社は84%増の27億ドルに達している。

売上および最終損益の他、Eコマースにおいて、Amazon (NASDAQ:AMZN)とより親密なパートナーシップを結んだと発表した。2023年1月から同社のサービスはアマゾンでの後払い決済の単一プロバイダーとなる。

同社はPeloton (NASDAQ:PTON)、Walmart (NYSE:WMT)、Shopify (NYSE:SHOP)など小売大手とのパートナーシップ構築に努めている。サービス利用事業者は前年の6,500から、2021年9月30日には1500%増加し、102,000となっている。

 

2. Roblox

  • IPO日:2021年3月10日

  • IPO価格:Price:45ドル 

  • 年初来リターン:+180.2%

  • 時価総額:730億ドル

Roblox (NYSE:RBLX)は、ユーザーが簡単に遊んだり開発したりできる人気のビデオ・ゲームを提供するオンライン・プラットフォームを運営している。同社は長きに渡って上場を期待されており、晴れてニューヨーク証券取引所にてデビューを果たした。同社は64.50ドルで取引を開始したが、これは予想初値の45ドルを大きく上回る水準での上場であったことを意味する。

その後同社株は上昇基調を続け、火曜日の引け時点で126.10ドルと年初来約180%値上がりしている。11月22日には141.60ドルの上場来高値に達していた。現時点での時価総額は730億ドルだ。

RBLX Daily Chart

消費者からの人気および利用者増を追い風に、11月8日に発表された第3四半期の売上および収益は非常に良好であった。当四半期、ビデオ・ゲーム・プラットフォームからの売上は繰延販売分を除いて倍増しており、前年比102%増の509.3百万ドルを記録した。予約販売も28%増となっている。

同社サービスの日次利用者は10歳~19歳が中心で、第3四半期には4730万人と前年比31%増えた。彼らの利用時間は112億時間に上り、年比28増加している。

より重要なことは、ここ数ヶ月間で同社が成長著しいメタバース分野でも主要プレイヤー担ってきていることだ。

3. Monday.com

  • IPO日:2021年6月10日

  • IPO価格: $155

  • 年初来リターン:+132.1%

  • 時価総額159億ドル

今年NASDAQに上場したMonday.com (NASDAQ:MNDY)は、利用者が独自のアプリや業務管理ソフトウェアを開発できるクラウド・ベースの開発プラットフォームを提供している。同社の初値は155ドルであったが、これは予想レンジの125ドル~140ドルを上回るものだ。上場によって574百万ドルを調達した。

同社はビデオ・チャットを手掛けるZoom Video (NASDAQ:ZM)や世界的大企業Salesforce (NYSE:CRM)からの出資も受けており、両社は上場初日にそれぞれ75百万ドル分の株式を購入している。このような追い風に受け、初日は178.87ドルと15%以上値上がりして取引を終えた。

その後も同社は堅調に推移し、11月9日には上場来高値の450ドルに到達した。年初来で134%値上がりし、昨日は359.80ドルて引けている。現在の時価総額は159億ドルだ。

 

MNDY Daily Chart

11月10日に発表された第3四半期の企業決算では、収益が83百万ドルと前年比95%成長し、如何に同社が手掛けるクラウド・ベースの開発プラットフォームが人気を博しているかがうかがい知る。共同創業者で共同CEOのRoy Mann氏は決算リリース時に下記のように発言している。

「売上は引き続き堅調で、当社が手掛けるWork OSは新規利用者の取り込みおよび既存顧客の利用拡大の両方を達成している」

年次ベースのサブスクリプションを事業モデルとするSaaS企業にとって重要な売上指標である、年間経常収益が50,000ドルを超える顧客は9月30日時点で613社と、前年の185社よりも231%成長してることを示している。

同社の顧客にはPeloton、eBay (NASDAQ:EBAY)、HubSpot (NYSE:HUBS)、 Universal Music Group (AS:UMG)が挙げられる。

 

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