パウエル氏がFRB総裁に再任されたことで、今後4年間堅調に推移すると期待される金融ETF2選

 | 2021年12月08日 20:17

11月下旬にバイデン大統領はパウエル現FRB総裁を再任した。これによってパウエル総裁の任期はもう4年延長されることになった。

オミクロン株による先行き不透明感を受けて、パウエル総裁が緩和的な金融政策を引き締め、利上げを行うのかにアナリストの関心は集中している、

このような中、パウエル総裁は上院銀行住宅都市委員会の開始前に、「直近コロナウイルスの感染者数が増えており、オミクロン株も出現したことで雇用や経済活動、インフレなどに対する不透明感がダウンサイド・リスクとして意識されている」との声明を発表した。

今週後半には11月の消費者物価指数が発表される。インフレ率の高止まりが意識された場合には、FRBは金融政策の転換を迫られると予想する。足元4.8兆ドル とされている。

金利先高感が強い中、米国の金融株を中心に構成された下記2つのETFには注目が集まるかもしれない。

1. Vanguard Financials Index Fund ETF Shares/h2
  • 現在の価格:97.45ドル

  • 52週間のレンジ:69.86ドル~101.26ドル

  • 配当利回り:1.85%

  • 運用報酬:年率0.10%

The Vanguard Financials Index Fund ETF Shares (NYSE:VFH)は広範な米国の金融株に投資をしている。当ETFは2004年1月に設定されたが、現在の運用資産残高は128億ドルに上る。