Rivian社又は Coinbase社:IPO後の急落を受けての両者の今後を分析

 | 2021年12月14日 20:41

新規公開株(IPO)の投資家にとって、今年は厳しい年となった。2021年に公開市場を通じて資金を調達した企業の多くは、当初は株価が急上昇したものの、足元は弱気な市場で取引されている。 

CNBCは先週、IPO、特別買収目的会社(SPAC)、または直接上場によって今年米国株式市場に上場したハイテク企業55社を特集した。そのうち、IPO後の高値から値下がりが20%以下に留まっているのは、半導体機器を製造するGlobalfoundries社(NASDAQ:GFS)の1社だけだ。さらに悪いことに、CNBCのレポート によると、今年新規に上場した企業のうち23社の株価は、高値から半値以下となっている。

以下は、今年最もホットな業界の企業であるRivian Automotive社(NASDAQ:RIVN)とCoinbase Global (NASDAQ:COIN)について、直近の下落を受けて、どちらのほうがこれから投資をする上で妙味があるのかについて分析していく。

Rivian Automotive社:新しいEV市場の寵児/h2

アマゾン(NASDAQ:AMZN)が支援する電気トラックおよびSUVメーカーであるRivian社の株価は、11月中旬にIPO後の最高値となる179.40ドルを記録した後30%以上下落している。