変動幅の大きい市場に不安な投資家にとって魅力的な、リスク特性を下げる2つのETF

 | 2021年12月21日 02:29

2022年に金融引き締めを加速させる米連邦準備制度理事会(FRB)は、今後数ヶ月で3回の利上げを視野に入れている。一方、オミクロン株により、世界の多くの国でコロナ感染者数が大幅に増加している。

その結果、オランダは ロックダウンとなり、英国もそれに続いて少なくとも部分的なロックダウンが行われると予想されている。各国政府も世界的な渡航制限を発表している。

そのため、12月は投資家にとって神経質な時期となっている。市場ではCBOE Volatility Index (VIX)が注目されている。これは米国の株式市場のボラティリティを計測する著名なベンチマークである。今月初め、VIXは30を大きく超え、2月以来の水準となった。

市場関係者の間では、株式のさらなる乱高下に対してどのような手段を講じるべきかが検討されている。例えば、短期トレーダーは、iPath® Series B S&P 500® VIX Short-Term Futures™ ETN (NYSE:VXX)を検討しているかもしれない。これはVIXに連動する短期先物の日次変動に合わせて日次リターンを得ることを目的としたETNである。

本日の記事では、よりボラティリティの低い株式の購入を目指す投資家向けに、2つの上場投資信託(ETF)を紹介する。.

1. Fidelity Low Volatility Factor ETF/h2
  • 現在の価格:50.83ドル

  • 52週間のレンジ:41.22ドル~51.91ドル

  • 配当利回り:1.14%

  • 運用報酬:年率0.29%

Fidelity® Low Volatility Factor ETF (NYSE:FDLO)は、ボラティリティの低い米国の中型~大型株に投資する。当ファンドは2016年9月に取引を開始した。