2022年に最高値を更新する可能性のあるETF2銘柄

 | 2022年01月04日 15:06

新年を迎え、ウォール街のアナリストたちは、2022年にどのセクターが好調に推移するかについて議論している。現在進行中のパンデミック、サプライ・チェーンの問題、半導体不足、金融政策の動向などが、経済のさまざまなセクターやより広範な指数にどのような影響を及ぼすかに注意する識者もいる。

投資銀行や資産運用会社の予測によると、今年も変動性の大きい1年となりそうだ。例えば、JPMorgan Chaseはパンデミックの終焉を考えている 。

「世界的な成長の波に乗れる勝ち組企業を買い、(中略)ヘルスケア・セクターにおける投資機会を検討するのが良いかもしれない。(中略)米ドル高に備えるべきだ」と話している。

そこでこの記事では、今後数ヶ月の間に高いリターンが期待できる2つの上場投資信託(ETF)を紹介する。

1. Invesco S&P 500 Equal Weight ETF/h2
  • 現在の価格:162.75ドル

  • 52週間の価格レンジ:124.62ドル~163.86ドル

  • 配当利回り:1.28%

  • 運用報酬:年率0.20%

S&P500が時価総額加重型のインデックスであることは、読者の多くがご存知の通りである。つまり、企業の時価総額が、当インデックスのパフォーマンスにどれだけ影響を与えるかがわかるのである。

現在、約13.5兆ドルの株式がこの米国株式市場の重要な指標 に組み入れられている。米国の主要500社の成長による恩恵を受けたい投資家は、通常、SPDR® S&P 500 (NYSE:SPY)などのETFを購入する。

SPDR® S&P 500に組み入れらている上位10社で全体の約3分の1が占められている。したがって、上位の大企業の値動きがETFのの価格にも大きな影響を与える。Apple (NASDAQ:AAPL)、Microsoft (NASDAQ:MSFT)、Amazon (NASDAQ:AMZN)、Alphabet (NASDAQ:GOOGL)、Tesla (NASDAQ:TSLA)などが主な組入企業として挙げられる。

この記事で紹介する最初のETFである、Invesco S&P 500® Equal Weight ETF (NYSE:RSP)は、前出のETFとは異なり、組入企業のウェイトは均等配分だ。2003年4月の設定以来、当ETFの運用資産残高は320億ドル以上になっている。