2022年の退職所得を支える3つの高配当株

 | 2022年01月06日 03:35

将来の退職者は、成長株が主流である市場において、固定収入をどのように得るのかに気を取られがちだ。2021年に27%の上昇したS&P500種指数は、電気自動車メーカーのTesla (NASDAQ:TSLA)のような高成長で配当のない株に後押しされて、既に素晴らしいスタートを切っている。

しかし、もしあなたが老後の安定した収入源を確保するために市場に身を置いているならば、毎年欠かさず、静かに、しかし確実に投資家に配当金を出している目立たない高配当銘柄を見落とさないことが重要である。

Janus Henderson Investorsによると、キャッシュ保有が大きい企業と回復しつつある経済により、世界の配当は記録的な年になりそうだ。同社は11月、2021年の配当総額を1兆4,600億ドルに上方修正した。

ウォールストリート・ジャーナルの最新レポート によると、企業は2022年に自社株買いと配当にさらに多くの費用を投じる計画だという。S&P Dow Jones Indicesのシニア・インデックス・アナリスト、Howard Silverblatt氏がWSJの記事で引用しているように、多くの企業はコロナウイルスの大流行によって受けた打撃から立ち直り、株主に報いる十分な余裕を持つようになったのである。

また、インフレ率の高まりと金利の上昇により、高配当銘柄がより魅力的な投資対象として注目されるようになり、インカム株が勢いを増している。このような経済的背景から、長期的にインカム・ポートフォリ オに加えるのに魅力的な配当銘柄を 3 つ挙げてみた。

1. JPMorgan Chase/h2

銀行は景気サイクルに沿った取引を行うのが重要であり、動向は経済の方向性と非常に密接に結びついている。現在、金利の上昇と堅調な経済成長が見込まれることから、銀行株にとって有利な環境が整っている。

銀行株の中でも、インカム志向の投資家向けには、堅固なバランス・シートと質の高いサービスを提供している、米国最大の金融機関であるJPMorgan Chase (NYSE:JPM)に強気見通しを有している。