「1月効果」 を利用で魅力さを増す2つのETF

 | 2022年01月06日 18:38

金融市場では1月の相場は、その年の株式市場のリターンを占う目安となる月として注目されている。所謂 「1月効果」 として知られる概念によれば、株式、特に小型株は、通常1月に良好なパフォーマンスを示す。

この季節性の動向にはいくつかの理由があることを学術面と市場関係者の多くの研究が論じている。運用会社によるポートフォリオのリバランスや、個人投資家による年末の納税準備という理由もその例である。一方、「1月効果」が12月から始まっていると指摘するコメンテーターもいる。

2022年1月の株式相場がどうなるかを予測するのは容易ではないし、本記事の範囲を超えている。しかし、このような季節性の変動に乗りたいと思う投資家は、小型株や上場投資信託(ETF)に注目するのも良いかもしれない。

この記事の常連読者なら、私たちが定期的に小型株やETFを扱っていることをご承知だろう。 本日は、1月効果を考える上で魅力的だと考えるETFを2つ紹介する。

小型株の定義は、国や証券会社によって異なることに注意する必要がある。また小型株に特化したETFの中には、中型株も含まれているものが多数ある。これらを踏まえた上で、今日は2つの小型株ETFについて詳述する。

1.The Vanguard Small-Cap Growth ETF/h2
  • 現在の価格:279.83ドル

  • 52週間のレンジ:255.22ドル~306.78ドル

  • 配当利回り:0.36%

  • 運用報酬:年率0.07%

最初のETFは Vanguard Small-Cap Growth Index Fund ETF Shares (NYSE:VBK)であり、現在728銘柄の米国小型株に投資している。2004年1月に取引を開始した。