暗号資産トークンはいくつあっても足りない?

 | 2022年01月07日 09:43

この記事はInvesting.comの独占記事である。

  • 暗号通貨の強気相場は、目が回るような値動きを生み出した

  • すべての市場において、供給は需要の関数として表せる

  • 投機的な熱狂によって、新しいトークンが「実り多く、増殖する」ようになった

  • 2021年、そして今後数年にわたりこのトレンドは続くだろう

  • トークンの数が多すぎる - ほとんどはサイバー・スペースのコンピュータの財布の中で塵と化すだろう

古き良き時代の強気相場ほど、利益を求める投資家やトレーダーを惹きつけるものはない。強気なトレンドは歴史上多くの人を釘付けにしてきたが、暗号資産のようなものはかつてなかった。

2010年に5セントだったBitcoinは、2021年には1トークンあたり7万ドル近くまで上昇したことで、何千もの新しい暗号資産が市場に出回るようになった。もちろん、真似されるということはそれだけ高く評価されているということであり、新興のトークンはビットコインのようなリターンを求める市場参加者を惹きつけている。

しかし、どのような市場でも潜在的なリターンには相応のリスクが伴うものであり、暗号資産も例外ではない。多くの市場参加者が手っ取り早く利益を得ようとする一方で、従来の交換手段や法定通貨、さらには金に代わる資産クラスとして、暗号資産を評価するイデオロギーを持つ人もいる。

2021年、暗号資産は市場のメインストリーム(主流)へと台頭してきたが、投機的な熱狂が過大な値動きと乱高下をもたらすこととなった。2021年、暗号資産は息をのむような暴騰と悲惨な価格急落を経験た。

しかし、暗号資産の強気相場を牽引したのは、利用可能なトークンの選択肢が増えたことだ。日々新しいトークンが登場し、「トークンはいくつあっても足りないのではないか」という疑問が生まれている。

暗号通貨の強気相場は、目が回るような値動きを生み出した/h2

BitcoinとEthereumは2021年に上昇を記録したが、不安定な値動きは気の弱い人には向かないものであった。2021年12月31日現在、Bitcoinは2020年末の終値から57.8%上昇し、価格はトークンあたり46,000ドルのレベルをわずかに下回る水準にある。

Ethereumはこれよりはましでは前年比392%近く上昇し、2021年12月31日には3,650ドルの水準に達している。一方、BitcoinとEthereumはともに2021年のピークを大きく下回って年を越した。11月10日、2大暗号資産の価格は過去最高を記録した。