金利上昇による恩恵を受ける3つのETF

 | 2022年01月14日 03:54

FRBのパウエル議長は、1月11日の上院承認公聴会で、インフレを抑制するためには金利上昇が必要であることを示唆し、次のように発言している。

「経済と堅固な労働市場を支え、高止まりするインフレ率が定着するのを防ぐために、金融政策を適切に行う。」

この点を踏まえて、この記事では、今後数ヶ月間、FRBの金融引き締め政策から恩恵を受ける可能性のある3つの上場投資信託(ETF)を紹介しよう。

1. iShares U.S. Regional Banks ETF/h2
  • 現在の価格:68.78ドル

  • 52週間のレンジ:45.90ドル~68.84ドル

  • 配当利回り: 1.71%

  • 運用報酬:年率0.41%

金融株、特に銀行株は、金利上昇の恩恵を受けることができる立場にある。商業銀行の利益は主に、融資金利と預金金利の差である利ざやだからだ。

最初に紹介するETFである iShares U.S. Regional Banks ETF (NYSE:IAT)は、米国の地方銀行のうち、顧客基盤が個人である割合が大きい中堅・中小規模の銀行株に投資している。このETFは2006年5月に取引が開始され、現在の純資産額は15.4億ドルとなっている。