今週のボラティリティ上昇要因となりうる4トピック: FRB動向、GDP、企業収益、インフレ

 | 2022年01月24日 11:54

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    • 先週、株式市場は大きく下落し、先行き不透明感が強い状況

    • ダウ工業株30種平均指数構成企業の約半数が決算報告をするなど、決算シーズンが本格化

    • 今週発表される主な経済指標

    このところの株式市場の高位なボラティリティは、今後も衰えることはないだろう。今週は、米国で最も注目されている超大型ハイテク企業何社かの決算と、2022年最初のFRBによる公開市場委員会が行われる。

    また、Dow Jones、S&P 500、NASDAQ、Russell 2000のすべての主要指数が日次ベースでも週次ベースでも下落しており、S&PとNASDAQの週次パフォーマンスは2020年にパンデミックが始まって以来最も大きな下落となり、ダウ工業株は2020年10月以来の最悪の週次パフォーマンスを記録した。

    テクノロジー} と一般消費財セクターが市場の下落を牽引。また、FAANGの旗手であるNetflix (NASDAQ:NFLX)は、木曜日の軟調な市場決算を発表したことで、投資家の失望を誘い、金曜日に大きく低下した。

    ストリーミング・エンターテインメントの巨人であるNetflixの株価は金曜日の寄り付きから安く、そのまま下落基調を続け、金曜日は21.79%下落して先週の取引を終えた。かつてのハイテク業界の寵児は、アナリストの期待に応えたものの、見通しは弱いものとなったことで、同社株は、競合他社に後塵を拝していることを認めたことで、投資家の売り圧力に拍車をかける展開となった。

    また最近、標準プランの価格を13.99ドルから15.49ドルに引き上げたが、同社の市場シェアの割合はさらに大きくなっている。