株式市場が下落する中、米国外に投資するための2つのETF

 | 2022年01月27日 16:19

多くのアナリストが予測した通り、株式市場にボラティリティが戻ってきた。広く支持されているVIX指数は、1年ぶりの高値となる29のレベルで推移している。また一方、Dow Jones、S&P 500、NASDAQ 100を含む広範な指数は、1月月初来でそれぞれ5.6%、8.8%、13.2%と下落している。

昨年の大幅な上昇の後、ほとんどの投資家は、特にバリュエーションが高騰したグロース株で利益確定の動きが出ることを予想していた。しかし調整が急になるにつれ、一部の投資家は、自分のポートフォリオに適した高品質のグローバル株式をみつけるために、米国外に目を向けることも考えている。

1月25日、国際通貨基金(IMF)は2022年の世界経済成長率の見通し を4.4%に引き下げた。この見通しの変更は、世界の2大経済大国である米国と中国に対する懸念を理由としている。

この記事では、米国と中国以外の企業を対象とした2つの上場投資信託(ETF)を紹介する。これらのETFは、米国と中国の株式を除外して地理的な分散を図りたい投資家にとって魅力的に感じるだろう。

ただし、ここで注意しなければならないのは、投資家が外国の株式を購入する場合、ポートフォリオは為替変動リスクにさらされているということである。したがって、為替レートの変動も考慮に入れる必要がある。

しかし、そのような動きに対応するために、いくつかのETFが為替リスクをヘッジしており、記事中の2番目のETFもそうである。

これらの情報をもとに、以下に2つのETFをご紹介する。

1. iShares International Select Dividend ETF/h2
  • 現在の価格:32.14ドル

  • 52週間のレンジ:29.43ドル~34.15ドル

  • 配当利回り:5.62%

  • 運用報酬:年間0.49%

熟練した投資家は、配当銘柄を組み入れることで、株式市場の極端な価格変動の影響を軽減することができることを知っている。最初に紹介するiShares International Select Dividend ETF(NYSE:IDV)は、米国を除く先進国市場の比較的高い配当金を支払う株式に投資している。当ETFは2007年6月に上場した。