APAコーポレーション:軟調に推移するも石油・ガスが上昇傾向にあるため、強気見通しを継続

 | 2022年02月08日 23:46

この記事はInvesting.comの独占記事。

  • APA:2021年後半にすでに投資チャンス到来

  • 天然ガスのボラティリティが再び上昇

  • ウクライナをめぐるロシアと米国の緊張により、欧州で大幅な供給不足が発生する可能性

  • LNG出荷を迂回させるために腕をひねろうとするバイデン政権

  • APAは引き続き大きな上昇余地の可能性

暗号資産を除けば、天然ガスほど乱高下する市場はない。1月27日、NYMEXの天然ガス先物2月限は1MMBtuあたり7.3460ドルと爆発的に上昇し、10月の連続先物取引の高値6.466ドルを超え、天然ガスが最後に1MMBtuあたり10ドルを上回って取引されて以来、最高値に上昇した。

天然ガスは地殻の中にあるときと同じように、先物市場でも爆発的な人気を博している。天然ガス先物市場もまた、爆発的に上昇するのと同様に一気に下落する可能性がある。2021年10月初旬、天然ガスは2020年6月に25年ぶりの安値となる1.432ドルまで値下がった後、1MMBtuあたり6.466ドルまで上昇した。その後4.5倍以上に上昇した後、12月下旬に3.536ドルの安値に調整し、1月27日に再び2倍以上に上昇した。

現在有効な3月限は、12月下旬に3.416ドルまで下落したがその後、2月上旬には5.572ドルに達し、1カ月余りで63%超の上昇となった。

天然ガスのボラティリティは、これまで少なからぬ市場参加者を窮地に追い込んできた。しかし、2020年6月の安値からの上昇トレンドと米国のエネルギー政策の転換により、米国の天然ガス生産者は1MMBtu当たり4ドルを超える価格でも安心して動向を見守ってられるようになった。

株式投資家は、伝統的なエネルギー市場の強気トレンドから利益を得ている石油・ガス生産者であるAPA Corporation (NASDAQ:APA)を通じてこの上昇トレンドに乗ることができる。

APA:2021年後半にすでに投資チャンス到来/h2

2021年の最終週、APA Corporationについて書いた。当記事では、APAが2022年に向けて良い投資対象である理由を5つ説明した。12月28日、APAの株価は1株あたり27.93ドルで取引を終えた。それ以来、株価は上昇基調を続けている。

APAは石油と天然ガスの探査と抽出を行っている。12月28日、NYMEXの原油l先物3月限は1バレル75.60ドル台、天然ガス3月物は1MMBtuあたり3.742ドルで取引されていた。2月7日の原油先物3月限は91.65ドルで21.2%高、天然ガス3月物は4.20ドルで12.2%高となっている。1株当たり34.09ドルのAPAは、ほぼ22%高にまで値上がりした。

天然ガスのボラティリティが再び上昇

天然ガスの価格は、原燃料のように不安定だ。1月下旬にNYMEX先物2月限が満期を迎え、価格は2008年以来の高値に急騰した。