インフレの進行で食品価格が高騰する中、2つの農業ETFが恩恵を受ける可能性あり

 | 2022年02月14日 22:31

全都市消費者物価指数(CPI-U)が0.6%上昇したことにより、1月の米国の消費者物価指数は、7.5%となり、インフレ率は過去40年間で測定するもの である。1月の指数は前月比1.1%の上昇となった。

FFPIの算出には、FAO植物油価格指数、FAO穀物価格指数、FAO乳製品価格指数、FAO食肉価格指数、FAO砂糖価格指数の5つの商品グループの平均値が考慮される。

別の言い方をすれば、米国でも世界でも食品価格が高騰しているということになる。そこで、この記事では、このようなインフレ環境下でリターンを求める投資家に魅力的な2つの農業関連上場投資信託(ETF)を紹介しよう。読者の皆さんには、先日、ほかの関係したETFについても取り上げたことを思い出してほしい。

1. First Trust Indxx Global Agriculture ETF/h2
  • 現在の価格:32.05ドル

  • 52週間のレンジ:28.61ドル~32.75ドル

  • 配当利回り: 1.50%

  • 経費率:年率0.70%

ミシガン州立大学のGeorge Silva氏による最近の研究 では、「2050年の食糧需要の増加のためには、世界の農業生産量を現在の水準から約60〜70%上昇させる必要がある 」と指摘している。

そのため、株式市場ではFirst Trust Indxx Global Agriculture ETF (NASDAQ:FTAG)に注目している。このETFは、農業分野の企業に投資する。組み入れられる企業は、化学物質や肥料の製造業者、種子生産業者、農機具や機械の販売業者などである。当ETFは、農業の収量を向上させている企業に焦点を当てている。2010年3月に上場した。