暗号資産の強気なセンチメントが戻る中、注目すべき4つの主要な投資リスク

 | 2022年02月17日 23:30

この記事はInvesting.comの独占記事

  • 帰ってきた暗号資産

  • リスク#1:政府による規制

  • リスク#2:規制の整備

  • リスク#3:課税

  • リスク#4:これから投資する人へ

暗号資産は、ビットコインとイーサリアムが11月中旬の過去最高値から1月には半分以下まで下落するという大幅な調整をした後、底打ちしたようにみえる。著しく大きな価格変動は、暗号資産にとって目新しいものではない。過去数年間、饗宴から飢餓へ、饗宴から飢餓へ、と繰り返してきた。

実際、暗号資産は価格変動という概念に新たな意味を与えている。ビットコインが登場する以前は、市場参加者はコモディティを高位なボラティリティを有するオルタナティブ資産として考えていた。暗号資産は市場参加者が価格変動を受け入れるという新しい時代の到来を告げたのだ。

カジノの成功は、大当たりを狙うギャンブラーから如何に儲けを上げるかにかかっている。国が運営するロト・コンテストも同じように、誘惑的な広告を出してる。「必要なのは1ドルと夢だけです」と高らかに宣伝している。このわかりやすい、あまりにも人間的な衝動は、暗号資産の分野でも明らかに当てはまる。

2010年に、ビットコインに1トークンあたり5セントで10ドル投資した場合、2021年には1トークンあたり4万ドルに上昇したため、800万ドルにまで価値が膨れ上がるという夢物語に誘惑され、2月15日現在、17,400以上の新しい暗号資産が誕生し、今後も増え続けるだろう。

暗号資産は11月中旬のピークから調整され、1月下旬まで一部の投機的な熱気は蒸発した。しかし、ビットコイン、イーサリアム、その他多くの暗号資産の投資家が強気な饗宴のモードに戻ったため、2月中旬に反発したようにみえる。

帰ってきた暗号資産/h2

11月10日、ビットコインとイーサリアムの弱気なキー・リバーサル・パターンは、主要な暗号資産が半分以上の価値を失う原因となった。1月に底を打った後、両者とも反発し、2月中旬につけた安値からは大きく値上がっている。