銀:貴金属の中で「影の薄い存在」であったが、ついに人気を集めるか?

 | 2022年02月24日 11:45

銀の価格は2月月初来で8%上昇し、このままいくと過去5年間で月次リターンとしては最高の月になりそうだ。

米国造幣局の元局長で、テキサス州オースチンのUS Money Reserveで貴金属を専門とする上級退職ストラテジストのEdmund Moy氏によれば、世界の銀需要も増加傾向にあり、今年は過去最高を記録する可能性があるとのことだ。

しかし1ヶ月前までは、銀は金、パラジウム、プラチナに出遅れ、低迷しているように思われた。

2月に上昇したものの、銀は貴金属の中の「影の薄い」存在で、インフレ・ヘッジとして、またロシアとウクライナの対立の中で安全資産として、今年大成功を収めている金にみられるような興奮を引き起こすことはほとんどない。