世界の電子商取引の成長に参加するための2つのETF

 | 2022年02月24日 23:10

この2年間のパンデミックでは、世界中の消費者が家に閉じこもって買い物をしていたため、電子商取引(Eコマース)の銘柄が注目された。しかし、コロナウイルスに対する規制を緩和する国が増えるにつれ、実店舗を持つ小売業者が徐々に市場シェアを取り戻し、小売業の競争が激化し始めた。

その結果、米国内の総売上高に占めるEコマースの割合は、2020年の13.6%に対し、2021年には13.2%に縮小した。

同様の変化は市場でも起きている。Dow Jones Retailers Indexは過去1年間で0.6%減少したのに対し、Dow Jones Internet Commerce Indexは29.1%減少した。当然のことながら、投資家は2022年のEコマース分野の先行きを疑問視している。

しかし、短期的には株価の変動があっても、今後数年間はEコマースの指標が堅調に推移することが期待されている。2025年には、米国のEコマースの売上高は最新情報 では、次のように強調している。

「2021年のEコマースの総売上高は、2020年比14.2%(±0.9%)増の8,708億ドルと推定される。」

そこで、Eコマース関連銘柄を分散して組み入れているETF(上場投資信託)を2つご紹介しよう。これらのETFは、オンライン小売業界でのリターンを求める投資家にとって、個々の銘柄に注目するのではなく、リスクを分散させることができるだろう。

1. ProShares Online Retail ETF/h2
  • 現在の価格:44.40ドル

  • 52週間のレンジ:44.40ドル~91.57ドル

  • 経費率:年率0.58%

ProShares Online Retail ETF (NYSE:ONLN)は、インターネット、モバイル、アプリでの販売を含むオンラインで商品を販売するグローバルな電子小売業者にアクセスできる。ただし、このETFにはオンライン旅行会社は含まれていない。