退職後の収入:今魅力的な3つの高配当株

 | 2022年03月30日 17:55

退職後に安定した収入源を確保するためのポートフォリオを構築しようと考えている場合、質の高い高利回り配当銘柄をみつけることが最大の課題となるだろう。

高い利回りを提供する銘柄は、往々にしてリスクの高い投資となるため、将来の成長を予測することが難しく、説得力のある長期投資とはなりにくい。このことは、インフレが40年ぶりの高水準に達し、利上げサイクルが加速すると思われるFRBの金融政策とも関連する問題だ。

しかし、退職後のポートフォリオから良好なキャッシュフローを得ることを目的とする投資家にとっては、依然として魅力的な機会が時折現れるものである。

そこでこの記事では、退職後の安定した収入の確保をテーマに、ポートフォリオへの追加を検討できる3銘柄を紹介したい。

1. IBM/h2
  • 配当利回り:4.97%

  • 四半期配当額:1株あたり1.64ドル

  • 時価総額:1180億ドル

International Business Machines (NYSE:IBM)は、高成長が期待できるテクノロジー銘柄のカテゴリーには入らない。むしろ、新経営陣が高成長ビジネスであるクラウド・コンピューティングへの事業シフトを示唆した後でも、IBMは安全な配当株であるといえる。