スピンオフ企業や最近上場した企業に投資するための2つのETF

 | 2022年04月25日 21:13

2022年に入ってから、広範な金融市場は不安定な状態が続いている。今年第1四半期と4月は、「パンデミックの寵児」と呼ばれる多くの高グロース・ハイテク企業にとって過酷なものだった。

とはいえ、市場全体が売られているにもかかわらず、上場する企業はまだまだ注目されている。そこで新規公開株に投資したい投資家のために、2つの上場投資信託(ETF)を紹介しよう。

1. Invesco S&P Spin-Off ETF/h2
  • 現在価格:58.39ドル

  • 52週間のレンジ:55.99ドル~67.97ドル

  • 配当利回り:0.78%

  • 経費率:年率0.65%

コーポレート・スピンオフとは、企業が子会社やセグメントを、新しい企業の株式を発行することで独立した別会社にすることである。マッキンゼーの調査 では、以下のように示唆されている。

「...親会社は、両者に価値を生み出す方法でスピンオフによって分離することができる...実際、我々の実証研究は、スピンオフが両社の長期的な成長と価値創造の機会をサポートすることによって、アウトパフォームすることを示唆している..」

最近記事で取り上げたが、通信サービス大手の AT&T (NYSE:T)は先日のWarnerMediaのスピンオフを完了させた。その後、同社のメディア部門は Discoveryと合併し、 Warner Bros Discovery (NASDAQ:WBD)となった。市場は、WBDとTの両株式の将来性について肯定的な見方をしている。

最初のETFである Invesco S&P Spin-Off ETF (NYSE:CSD) は、過去4年以内に親会社からスピンオフした企業にアクセスすることができる。このETFは、2006年12月に取引を開始した。