Andy Hecht | 2022年04月26日 20:17
当記事はInvesting.comの独占記事
イーロン・マスク氏がTwitterに魅力的な水準の入札を実施
ソーシャル・メディア・プラットフォームの潜在能力を引き出すことができると確信
Twitter社はポイズンピル(毒薬条項)で時間稼ぎ
マスク氏は欲しいものを手に入れる
帝国を築く
貿易業界には、イワシの売買にまつわる古いジョークがある。カリフォルニア州モントレーの海からイワシが消えたとき、コモディティ取引業者はイワシの缶詰を高値で競り落とした。ある日、バイヤーが高価で珍しいものを食べようと、缶詰を開けて食べてみたところ、すぐに気分が悪くなり、売り手に「このイワシはダメだ」と言った。すると、「あんたはわかってない。これは食用のイワシではなく、取引用のイワシなんだよ」と言われたという。
この話は、資産価格がファンダメンタルズから乖離することがあるという考えを体現している。過去数年間、食用じゃないイワシとなった企業の例がある。直近ではGameStop (NYSE:GME)やAMC Entertainment (NYSE:AMC)がそうであった。ソーシャル・メディア・サイトのトレーダーや投資家の集団が、この株に殺到し、業績や個々のファンダメンタルズが弱いにもかかわらず、株価は信じられないほどの高さに押し上がった。
イーロン・マスク氏による Twitter (NYSE:TWTR)の買収報道と、同社が昨日最終的に 買収を受け入れる まで行った初期対応としてのポイズンピル(毒薬条項)により、Twitter株は最新の取引用イワシとなり、株価の変動が大きく、会社のファンダメンタルズは脇に追いやられている。
Tesla (NASDAQ:TSLA)の悪名高いCEOで、スペースXやボーリング・カンパニーなどのベンチャー企業の創業者でもあり、世界一の富豪であるイーロン・マスク氏が、ソーシャル・メディア大手のTwitterを1株54ドル20セントで買収すると申し出、昨日時点で買収総額は440億ドルとなったという。マスク氏は同社を非公開にする予定だ。
出所:Barchart
このグラフは、マスク氏が54.20ドルの入札を発表する前に、Twitter株が1株当たり40ドルを下回っていたことを示している。同氏は買収が発表される前に、すでに同社株式の約9%を保有していた。株式取得後、同氏は取締役会の席につくのではないかと噂されたが、当時は、保有比率を15%以下に抑えると述べていた。
しかし取締役会の立場が崩れ、マスク氏の会社に対する要望が現職の取締役と折り合わなかったため、会社を完全に買収し、現取締役から経営権を奪うことにしたのである。
マスク氏はTwitterで常に存在感を示している。そして最近、彼はこのプラットフォームを利用して、会社に対する事業計画の概要を説明している。4月19日にはこうつぶやいた 。
Dorsey氏はそれに続いて、次のように述べています。
「Twitterがこれからも世間の会話に貢献できることをとても嬉しく思う。世界中に、そして星々に!」
イーロン・マスク氏の意向に反する投資は得策ではないかもしれない。
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