今後のパラジウムの動向

 | 2022年04月27日 18:48

6週間前に、パラジウムは、ロシアのウクライナ侵攻によるプレミアムが剥落し、3月7日に記録した最高値3417ドルから最大で45%下落すると書いたが、自動車触媒用に使われるこの金属の世界供給は書面上では依然としてタイトである。

火曜日のニューヨークCOMEX市場で、パラジウムは1オンス2,178.50ドルと、ピークから36%下落した。実際、3月16日付の記事を投稿した後、パラジウムは3月29日に2,025.50ドルまで下落した。それ自体高値から41%の下落であり、ここで重要な疑問が生じる。パラジウムは反発の準備が出来ているのか、それとも下落基調を続けるのか、ということだ。

その答えは、多くのコモディティがそうであるように、供給不足に直面しても、パラジウムのチャートとファンダメンタルズの違いから、二面性を持っていると言わざるをえない。