今後1週間で注目すべき3銘柄:Advanced Micro Devices、Airbnb、Moderna

 | 2022年05月01日 20:35

今週も株式市場は不安定な展開となりそうだ。マクロ経済環境の悪化が米国企業に打撃を与え始めたことで、弱気心理がさらに広がる兆しがあるからだ。

4月は金利の上昇、いくつかの大手企業における業績不振、地政学的リスクの高まりが株式市場に重くのしかかった。

NASDAQ Composite構成企業では、Amazon (NASDAQ:AMZN)とApple (NASDAQ:AAPL)の2社の4月のパフォーマンスが2008年以来最悪となった。いずれもサプライ・チェーンの混乱とコスト上昇により収益性が低下し、前途多難であることが示唆されている。

Amazonが発表した第2四半期決算が予想を下回る弱い結果となり、収益見通しも弱気な内容となったため、株価は先週金曜日に約14%下落した。これは2006年以来最大の下げ幅である。

4月のS&P500は8.8%下落し、2020年3月以来最悪の月となり、ダウ工業株30種平均は月次で4.9%下落している。

このような厳しい経済状況と企業の成長に関する不確実性の中、今週四半期決算の発表を控え、取引が活発になると思われる3銘柄についてまとめた。

1. Advanced Micro Devices /h2

Advanced Micro Devices (NASDAQ:AMD)は、5月3日(火)の市場終了後に最新の四半期決算を発表する。アナリストは売上高50億1000万ドル、1株当たり利益0.91ドルを計上すると予想している。