ADM:「世界の食糧と電力を供給する」銘柄の買い戻しのチャンス

 | 2022年05月17日 21:05

当記事はInvesting.comの独占記事

  • ADMの株価は4月に史上最高値を記録

  • 幅広い市場の調整が重荷

  • 好調な収益

  • 魅力的な配当とADM製品の活況な市場

  • インプライド・ボラティリティとヒストリカル・ボラティリティ - オプション・スプレッドは、リスク・ポジションにとって魅力的である可能性

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食料および燃料の価格が高騰するというのは、消費者にとって悪いニュースである。食料を供給する企業にとっては、同様に投入資材の価格が値上がりしているが、実は利益も高騰している。

米国で農産物の輸出入を管理する4つの大企業グループは、Archer-Daniels-Midland (NYSE:ADM)、Bunge (NYSE:BG)、Cargill、Louis Dreyfusの頭文字を取ってABCDとして知られている。

これらの企業は、日々世界中に供給される多くの食材を生産、加工、販売している。また、成長著しいバイオ燃料事業もビジネスの重要な一部分となっている。

Bungeが株式公開企業であるのに対し、CargillとLouis Dreyfusは非上場企業である。アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)も、株式市場で取引されている有名企業である。

「世界のスーパーマーケット」というのは長年にわたるADMのスローガンであった。最近では、食料だけでなく、農業ビジネスを通じて世界中に燃料を供給している。4月にADMの株価は史上最高値を記録したが、市場全体とともに足元は値下がりしている。

農産物の強気相場は今後も続くと思われるため、ADM株の最近の下落は絶好の買い場となる可能性があると考える。

ADMの株価は4月に史上最高値を記録/h2

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社の株式は、世界的なパンデミックがすべての資産クラスの市場を襲った2020年3月に28.92ドルの安値まで下落した。2020年初頭、農産物価格は他の市場とともに最安値まで低下したのだ。