IBMとAT&T:どちらの高利回り株のほうが得か?

 | 2022年05月19日 11:02

    • IBM:再建の勢いが増し、魅力的な配当銘柄になりつつある状況

    • AT&T:メディア・ストリーミング事業からタイミングよく撤退

    • AT&Tは業績回復の兆しがみえるものの、依然として米国で最も負債を抱える企業の一つ

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    40年来の高水準に近いインフレが続く中、投資家は低リスクでインカムを得られる堅実な配当銘柄をますます求めるようになっている。

    しかし、現在の厳しい経済環境では、その目標を達成することはそれほど簡単ではない。

    S&P 500種指数の平均配当利回りは1.37%程度で推移しており、20年前のドット・コム・バブルのピークを除けば、過去150年間で最低に近い水準である。

    また、高利回り銘柄への投資を考えている場合、経済状況が悪化してキャッシュ・フローが減少すれば、企業が減給するリスクもある。

    本日は、International Business Machines(IBM)とAT&Tを分析し、インカム重視の投資家にとって、どちらの高利回り優良銘柄が良いかを考えたい。

    IBM:魅力的なディフェンス株/h2

    International Business Machines (NYSE:IBM) は、過去10年間、成長という意味では投資家を失望させたことは確かである。他の高成長テクノロジー株とは異なり、この110年の歴史を持つ企業は、顧客がデータ・ストレージをクラウド・ベースのソリューションに移行した際に、顧客を維持するのに苦労したのだ。火曜日の終値は138.37ドルである。