インフレに打ち勝ち、増配可能性のある3つの配当銘柄

 | 2022年05月27日 08:38

昨日、FOMC議事要旨が発表され、政策立案者が今年後半の利上げサイクルを一時停止する可能性を検討していることが示されたことを背景に、過度な金融引き締めに対する警戒感が薄れ、市場は上昇した。しかし、この見通しは短期的には投資家の神経を和らげたものの、インフレ率の高止まりや米国の景気後退リスクの高まりなど、マクロ経済上の逆風はまだ多く残ったままだ。

このような厳しい局面では、質の高いインカム・ゲインを生み出すポートフォリオを構築することが、投資パフォーマンスを向上させる上で重要となる。堅実なバランス・シートと堅固な競争力を有し、配当金の増加を通じて投資家に報いてきた企業の株式を購入することが有効である。

このような企業は、通常、消費者にとってそれなしには日常生活を送ることができないような必要不可欠な製品やサービスを提供している。また、市場の混乱、戦争、不況、地政学的混乱、資産バブルなどにも強い傾向がある。

このテーマを念頭に置き、特にインフレが進行している今、インカム志向の投資家が購入を検討できる3銘柄を以下に挙げる。各銘柄は、キャピタル・ゲインが期待できるだけでなく、物価上昇の影響に対抗して、毎年大幅な増配を実施している。

1. Bank Of Nova Scotia/h2
  • 配当利回り: 4.91%

  • 四半期配当:0.78ドル

  • 時価総額:766億ドル

カナダ第3位の金融機関であるバンク・オブ・ノバスコシア(NYSE:BNS)は現在、米国内上位6行の中で最も高い利回りを提供している。長期的なインカムを得られるようなポートフォリオにするためには、最適な銘柄といえるだろう。BNSの株価は水曜日引け時点で65.36ドルである。