加速する市場リスク、安全性と安定性を高める2つのブルー・チップ(優良株)ETF

 | 2022年06月13日 21:29

5月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回るペースで調査 によると、43%の米国人が市場での投資に比較的神経質になっており、60%近くがポートフォリオの保護を望んでいるとのことである。このような変動が激しい時代には、優良株、つまり長期的に安定した業績を上げている大企業の株が大きな注目を集めることになる。

優良企業は通常、長期にわたって堅実な利益をもたらし、その多くは定期的に増配している。また、その多くは各業界のリーダーであり、一貫したキャッシュ・フローの成長を示し、経営が健全であること示している。

個人投資家は、優良銘柄を手放さないのが普通である。そのため、多くのポートフォリオの根幹をなすものと考えられている。

そこで、今年後半に有力銘柄の上昇を狙う読者にとって魅力的な優良上場投資信託(ETF)を2本紹介する。

1. SPDR® Dow Jones Industrial Average ETF Trust

  • 現在価格:314.37ドル

  • 過去52週間のレンジ:306.28ドル~369.50ドル

  • 配当利回り:1.89%

  • 経費率:年率0.16%

最初のETFは、市場の 「優良株」30銘柄に投資するSPDR® Dow Jones Industrial Average ETF Trust (NYSE:SPY ) は、1月以降、約18%下落している。

DIAの株価収益率(PER)は16.46倍、株価純資産倍率(PBR)は3.65倍となっている。現在の市場のリスク・オフ環境を考えると、今後数週間で安値を更新する可能性がある。しかし、長期投資家は、さらなる下落をDIAへの投資機会と考えるかもしれない。

2. Fidelity® Blue Chip Growth ETF/h2
  • 現在の価格:23.09ドル

  • 過去52週間のレンジ: 22.18ドル~36.73ドル

  • 経費率:年率0.59%

2つ目のETFは、Fidelity® Blue Chip Growth ETF (NYSE:TSLA )などが続く。

2022年のこれまでのところ、FBCGはその価値の3分の1を失っている。言い換えれば、市場のストレスは、このETFが保有する高成長銘柄の大幅なドローダウンを意味している。それでも、これらの優良銘柄がまもなく上昇に転じると予想されている読者は、この水準で投資を検討することもできるだろう。

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