ボラティリティの高い市場に適したETF2選

 | 2022年06月21日 20:28

景気後退への懸念が強まる中、ボラティリティは市場を支配し続けている。 CBOE ボラティリティ・インデックスは「恐怖指数」とも呼ばれ、足元31を超える水準で推移しており、1月から80%以上上昇している。アナリストは、6月15日の連邦準備制度理事会(FRB)の0.755の 利上げ の次に何が起こりうるかを市場が議論する中、ボラティリティは高止まりすると予想している。

先週、 ダウ工業株30種平均とS&P 500は1月上旬の過去最高値から下落し、弱気相場の領域に入った。NASDAQ総合も、3月以来弱気相場入りしている。

一方、市場の専門家は、長期的なポートフォリオ目標に焦点を当てることを重視している。Charles Schwabによれば、「強いバランスシート、高いフリー・キャッシュ・フロー利回り、前向きな業績修正といった質の高い材料」をみることが提案 している。

「高い信頼性を求める投資家は、新興市場における厳選された投資機会を模索するのがよいだろう。中国のインターネット株にとって厳しい2021年を経て、現在これらの株のリスク/リターン特性はポジティブになっていると考える。」

そこで、 iShares MSCI Emerging Markets Min Vol Factor ETF (NYSE:EEMV) は、ボラティリティ・レベルの低い新興国株式に投資するものである。言い換えれば、成長銘柄よりも安定した銘柄を好むということである。当ETFは、2011年10月に上場した。