中国の期待外れのデータにより、水曜日のオーバーナイト取引において、原油先物は下落した(中国の製造業指数は11ヵ月ぶりの低水準にまで下落した)。
EUR/USDは、中国の経済指標が期待外れの結果となったことから、買われ過ぎとなった後、現在、下方調整局面にある。米国の火曜日の取引時間中に、EURは対USDで1ヵ月ぶりの高値まで上昇し、USDは米国の経済指標が、FRBによる債券買い入れ制度の減額の先送りに対する論拠を支持したことを受け、USDは下落した。
オーストラリアドルは、中国のデータ発表後、対USDで上昇から下落に転じた(買いレートで93.17USセントから92.58 USセントへ下落)。それより早い時間には、オーストラリアのCPIが予想数値の2.4%と一致したことから、AUDは上昇していた。
金は、水曜日、取引時間中に1ヵ月ぶりの高値を更新し、USDが安値まで下落した後、下落に転じた。金の現物は、0.3%の下落で、1オンスあたり1,343.56ドルとなった。
상품
EUR/USD
• EUR/USDは、引き続き上昇トレンドにあり、昨日以来上昇しており、1.32前後のレジスタンスを上方突破した。4時間足および日足において、20日移動平均と200日移動平均を上回って取り引きされている。長期的には(日足、週足では)、依然として1.34/1.37と1.2750の間の取引レンジ内にとどまっている。
• レジスタンス:同ペアが上昇する場合、次のレジスタンス水準は、1.3283と1.3416に認められる。
• サポート:サポートは1.3065に認められ、下方では、心理的水準が1.30に認められる。
USD/JPY
• USD/JPYは、4時間チャート上のペナント・フォーメーション(青色の旗)において保ち合いとなっている。100.00の心理的水準を、昨日再び試し、終値でこれを上回ることができず、現在は200日移動平均上でサポートを見出している。このペナントを突破すれば、同ペアには、次の強力な方向性のある動きが生じるだろう。
• レジスタンス:100円の心理的水準の上方突破に成功すれば、次のレジスタンス水準は100.85と101.53に現れるだろう。
• サポート:200日移動平均の下方突破が確認されれば、98.25と97にある次のサポート水準に向けての調整が生じるだろう。
USD/CAD
• USD/CADは、1.0330のサポートを下方突破した後、昨日の取引では下落した。現在同ペアは、20日移動平均と200日移動平均を下回る水準にあり、同ペアを下落させることが予想される弱気なトレンドの中にある。
• レジスタンス:同ペアに上方調整が生じた場合、1.0330と1.0432でレジスタンスを見出すだろう。
• サポート:同ペアが下落すれば、次のサポートは、1.0138と1.00に現れるだろう。
金
• 昨日、金は続騰となり、1338のレジスタンスを試した。オーバーナイト取引における早期の上昇の一部を解消し、従来のレジスタンス水準である(現在はサポート水準である)1338を再び試す展開となった。最近の上昇の動きにも拘わらず、金は200日移動平均を日足チャートにおいて依然として下回っており、1346(38%)、1398(50%)、1449(62%)にあるフィボナッチ・リトレースメント水準にあるレジスタンスの重要な領域に達しようとしている。現在の上昇は、引き続き下落トレンド内の健全な調整であると考えられ、今後の展開が注目される。
• レジスタンスは、1398、1423、1449の水準に認められる。
• サポートは、現在、切りの良い数字であり心理的水準である1300に近い200日移動平均近くに存在する。
原油
• WTIは、終値で上昇トレンドチャネル(青色)を下回った後、昨日の取引では保ち合いとなった。依然として200日移動平均を、日足でも4時間足チャートでも上回っているため、上昇トレンドにあると考えられる。
• レジスタンスは、最近の高値である108.96と、重要な切りの良い数字である110前後に認められる。
• サポート水準は、102.75(38.2%)、100.8(50%)、98.85(62.8%)と、4時間チャート上のフィボナッチ・リトレースメントを使って決定することができる。
通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者