「株高・米金利低下」を背景にドル円はレンジ相場形成へ

 | 2016年02月01日 11:50

アナリストコメント

黒田日銀のマイナス金利導入により外為市場ではリスクオン優勢の展開に。ただ、米国経済に変調の兆しが見え、各ゾーンの金利に低下圧力が強まる中では、ドル円の上昇は限られる可能性が高い。少なくとも、このまま「黒田ライン」である125円を一気に目指す展開は想定し難い。
目先はレンジ形成へのシフトを想定。しかし、中長期では円高を想定する。

USD/JPY
 
レジスタンス
122.50:週足の一目/雲の上限
122.00:日足一目/雲の上限、オファー
121.77:リトレースメント76.40%

サポート   
120.67:89日MA(黄ライン)
120.00:心理的節目、ビッド

USD/JPYは、新たなレンジ相場を形勢する可能性が高まっている。目先、想定されるレンジは120.00-122.50。
テクニカル面での上値攻防分岐はリトレースメント76.40%へとシフトしている。
このテクニカルをも突破した場合は、122.00レベルで推移している日足の一目/雲の上限及び122.50レベルの週足一目/雲の上限がそれぞれ次のターゲットとして浮上しよう。
一方、下値の焦点は120円台の維持となろう。
尚、直近のオーダー状況だが122.00には厚いオファーが観測されている。上の水準にはストップが置かれている。一方、120.20-120.00レベルにはビッドが断続的に並んでいる。

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【ドル円日足チャート】