まずは日本サイドがけん制、米国サイドは?

 | 2015年05月29日 09:14

【マーケットコメント】-まずは日本サイドがけん制、米国サイドは?

直近のドル高・円安に対し、まずは日本サイドからけん制発言が飛び出した。次に注視すべきは、米国サイドも同様のけん制を行うことで、日米協調のドル高/円安阻止のスタンスを示すかどうかだろう。麻生太郎財務・金融相は28日、ルー米財務長官と個別に会談。その際、2013年2月のG7会合での「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは経済・金融の安定に悪影響を与える」とした合意をあらためて確認したと発言。日米が協調しドル高・円安を阻止する姿勢を示せば、USD/JPYには一転売り圧力が強まろう。

ただ、下値の目途は米指標データ次第だろう。現在は日米金利差拡大観測を背景とした期待がUSD/JPYの上昇エンジンとなっているが、米ファンダメンタルズの改善という実態の伴った期待が加われば、120円台は維持しよう。逆に日米協調してのドル高/円安阻止に加え、冴えない米指標データが続けば(=実体の伴った期待感が強まらなければ)、利上げに対する不透明感が再び台頭することで、重要サポートポイント118.50レベルを再び視野に入れる展開となる可能性も否定できない。

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