40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

下げ止まった金市場の今後の展望

発行済 2016-10-11 17:33
更新済 2023-07-09 19:32
金市場のおさらい

NY金相場は、良好な経済指標や米金融当局者の利上げ支持発言により、7月以降のサポートになっていた節目の1300ドルを割り込み、ストップロスの売りで急落しました。

20161011-1.jpg

ドル建ての60分足でみると、急落の勢いがよく分かります。

20161011-2.jpg

投機筋のポジションは、5月末頃から買い越し1000トンで推移していましたが、905トンまで大きく減少しています。

20161011-3.jpg

1000トン越えでこれまでにない5か月の長期に渡って推移していたため、年1回の利上げは織り込んでいると思われましたが、買いが膨らんでいた分、手仕舞い売りで急落を招きました。

さらに下落しており、900トンを割り込んでいる可能性があります。


さて、週末の注目の雇用統計は予想を下回ったものの悲観するほどではなく、12月FOMCで利上げ可能性がくすぶる結果になりました。


金相場の今後

20161011-4.jpg

今後の金相場ですが、私は1250ドルで一旦目標値に達したとみています。

200日移動平均まで下落したこと、RSIは30割れから戻してきている点、取組からみても6月からの上昇分が帳消しになっていることから、目先は自律反発があると思います。

しかしながら、それから高値を追うには材料不足です。
仮に、今後の経済指標等で、年内利上げが難しいという状況になれば上昇するでしょう。


新たに二つの点に着目

一つは、金の現物市場です。
先物市場が下がっても金ETFは減少しませんでした。

また、現物市場が活発に動きはじめています。

先物市場主導で下落したところに、現物市場では買いが入っており、底値形成になる可能性があります。


二つ目は、円安への転換が期待できることです。

20161011-5.jpg

一目均衡表の雲で上値を抑えられていたドル円ですが、ここにきて雲を上抜き、円安の方向へ転換する期待が出てきました。

雲をサポートに円安の動きを見せると、東京金市場の押し上げ要因になります。

下値は現物の買いで支えられ、為替の円安で押上げが期待されます。


当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、後藤道義のセミナーも定期開催中。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます