株全面安、世銀が成長予想を下方修正

 | 2014年06月13日 18:16

米株式相場は3週間ぶりの大幅安。ダウ工業株30種平均は6日ぶりに下げた。世界銀行が世界経済見通しを下方修正したことが響いた。ボーイングも安い。S&P500種 株価指数は前日比0.4%安い1943.89で終了。5月20日以来の大幅安となった。ダウ工業株30種平均は102.04ドル(0.6%)下げて16843.88ドルで終えた。米証券取引所全体の出来高は約52億株と、過去3カ月の平均を17%下回った。世銀は10日公表した報告書で、今年の世界経済の成長率見通しを2.8%とした。1月時点では3.2%を予想していた。米国の成長率予想を2.8%から2.1%に引き下げたほか、ブラジルとロシア、インド、中国についてもそれぞれ下方修正した。ただ15年の世界経済見通しは3.4%成長のまま据え置いた。