海外株:ほぼ変わらず、ADP統計が下支え-雇用統計前で小動き

 | 2014年07月04日 16:32

米株式相場はほぼ変わらず。ADPリサーチ・インスティテュートが発表した6月の民間部門の雇用者数が予想を上回ったことが支援材料となった。3日には労働省が雇用統計を発表する。
S&P500 種 株価指数は前日比0.1%未満高い1974.62で終了した。ダウ工業株30種平均は20.17ドル(0.1%)上げて16976.24ドルで終えた。両 指数とも終値ベースでの最高値を前日に続いて更新した。前日に0.8%上昇したラッセル2000指数は0.5%下落した。4日の米独立記念日の祝日を前 に、3日は午後1時までの短縮取引となる。給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが発表した給与名簿に基づく集計調査によると、6 月の米民間部門の雇用者数は前月比28万1000人増加した。予想の中央値は20万5000人の増加だった。エコノミスト89人を対象に実施した調査で は、3日発表の雇用統計で非農業部門雇用者数は21万5000人増が予想されている。この日発表された5月の製造業受注は0.5%減少した。
欧州株式 相場は続伸。指標のストックス欧州600指数は前日、約2カ月ぶりの大幅高となっていた。この日発表された米経済指標で、5月の製造業受注額が予想以上に減少したものの、6月の米民間雇用者数が予想を上回る伸びとなったことが手掛かり。

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