海外株:上昇、消費者物価統計で

 | 2014年07月24日 14:59

S&P500種株価指数は最高値に2ポイントと迫った。米消費者物価の伸びに加速が見られなかったほか、予想を上回る四半期決算が好感された。 S&P500種株価指数は前日比0.5%高の1983.53。ダウ工業株30種平均は61.81ドル(0.4%)上げて17113.54ドル。
米労働省が発表した6月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇した。ガソリンが大幅に値上がりした。ただガソリン価格は6月25 日をピークにその後、低下してきた。物価の上昇が引き続き抑制されれば、米金融当局は来年に入っても低金利を維持する可能性がある。また全米不動産業者協 会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算)は8カ月ぶりの高水準となった。
欧州株式市場では、指標のストック ス欧州600指数が4営業日ぶりに上昇。スイスの製薬会社アクテリオンや英半導体設計のARMホールディングスの業績見通し上方修正が好感された。アクテ リオンは2.6%上昇、ARMは5.7%高となった。一方、スイスの銀行、クレディ・スイス・グループは1%安。赤字がアナリスト予想以上に膨らんだこと が売り材料。
東京株式相場は小幅反落。主要企業の決算発表を控えた様子見姿勢から、買いが入りにくかった。情報・通信やその他金融、陸運、 電力など内需関連株が安く、対ユーロを中心とした為替の円高推移も相場全体の重し。TOPIX は前日比0.88ポイント(0.1%)安の1272.39、日経平均株価 は14円72銭(0.1%)安の1万5328円56銭。

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