米国株:独立記念日の祝日で休場

 | 2014年07月08日 16:30

4日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前日、3営業日連続の上げとしては4月以来の大きさとなり、バリュエーション(株価評価)が2009年以来の高水準に達していた。
ス トックス欧州600指数 は前日比0.3%安の347.95で終了。予想を上回る大幅な米雇用増加が発表された前日までの3営業日で、2.1%上昇していた。この日の米株式市場は 独立記念日の祝日で休場。ストックス欧州600指数は今週、1.8%上昇し、週ベースで3月以来の大幅高。ブルームバーグのデータによると、株価収益率 (PER、予想収益ベース)は15.7倍と09年以来の高水準だが、S&P500種株価指数の16.8倍は下回っている。このほか、国際通貨基金 (IMF)のラガルド専務理事は6日の会合で、「世界経済は加速しているが、そのペースはわれわれの従来予想を若干下回る可能性がある。成長潜在力がより 低く、投資支出の低迷が続いているためだ」と発言。成長率予想の下方修正を示唆した。
東京株式相場は反落。第1四半期決算が営業減益だった イオンが売られ、業種別では海外原油市況の軟調を受け鉱業や石油株が下落。卸売株のほか、化学など素材関連株も安い。休場明け後の米国株動向を見極めよう と、市場参加者の様子見姿勢は終日強く、東証1部の売買代金はおよそ2カ月半ぶりの低水準。日経平均株価 は57円69銭(0.4%)安の1万5379円44銭。