米FOMCではタカ派色強まる

 | 2014年06月19日 14:59

5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったことを受けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、2日間の日程で始ま り、18日午後2時に決定事項を声明の形で発表。イエレン議長が記者会見に臨む。FOMCでは債券購入の一段の縮小のほか、来年に利上げを開始する可能性 について議論されると市場は予想している。S&P500種株価指数は0.2%上昇して1941.99。ダウ工業株30種平均は 27.48ドル高の16808.49ドル。米商務省が発表した5月の住宅着工件数は6.5%減の100万1000戸でブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト予想の中央値(103万戸)を下回った。着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は6.4%減の99万1000件だった。米国債相場は下 落。10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.65%。
FOMCはこの日から開始。エコノミ ストの予想によると、当局による月間の資産購入規模は350億ドルと、100億ドル引き下げられる。ブルームバーグがまとめた調査によると、回答した58 人のエコノミストのうち62%が10月のFOMC会合で資産購入の終了が決定されるとみている。
ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた6月の独景況感指数は、予想に反して前月を下回り、6カ月連続で低下した。ZEWが17日発表した6月の期待指数は29.8と、前月の33.1を下回り、2012年12月以来の低水準となった。

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