大幸薬品 Research Memo(2):第3四半期の各利益は既に通期予想を超過増配発表、通期の着地も上振れを期待

Fisco

発行済 2017年03月21日 07:46

更新済 2017年03月21日 08:00

大幸薬品 Research Memo(2):第3四半期の各利益は既に通期予想を超過増配発表、通期の着地も上振れを期待

■今後の見通し

● 2017年3月期の業績見通し
大幸薬品 (T:4574)の2017年3月期通期の業績予想は売上高で前期比0.9%増の8,400百万円、営業利益で同0.2%増の1,350百万円、経常利益で同15.1%減の1,110百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同1.2%増の850百万円と期初の予想を据え置いた。
国内医薬品事業における市場の伸び悩みや競合激化がマイナス要因ではあるが、海外医薬品事業では中国への出荷再開が第4四半期に見込まれることや香港や台湾も計画どおりに進捗しているようでありプラス要因だ。
感染管理事業においては、季節性インフルエンザの流行が前年より早く始まったことに加え、ノロウイルスによる感染症胃腸炎の流行も前年を上回る水準で推移する等、追い風が吹いている。
例年第4四半期には花粉症商戦が始まるため、クレベリン製品の出荷減少や返品発生等のマイナス要因も想定されるものの、店頭販売は依然好調なようであり、今期は先が読みづらい。

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一方で、同社は3月16日に、2017年3月期の期末配当予想を上方修正(増配)する発表を行った。
期初の1株当たり配当予想15円に対し、特別配当5円を加え、1株当たり配当予想20円とした。
その理由として、当期は感染管理事業が好調に推移していることを挙げている。
既に第3四半期決算の各利益が通期予想を超過していることに加え、業績好調により増配が発表された状況を勘案すると、通期業績は予想を上振れての着地になることが期待される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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