27日の原油価格は反発している。ドナルド・トランプ米大統領が原油価格は「あまりに高くなりすぎている」とツイッター上で発言し、25日の原油価格は3%以上下落した。
日本時間午後1時時点でWTI原油先物価格は0.8%高の55.94ドル、ブレント原油先物価格は0.5%高の66.59ドルとなっている。
OPECプラスがトランプ大統領のツイートに反して、協調減産の継続を計画していることをロイター通信が報じ、本日の原油価格をサポートしている。
この報道の中で、「原油価格は最近上昇しているが、強い経済成長や需要の高まりではなく、主にOPECプラスの協調減産に起因している」とデンマークのサクソバンクのコモディティ戦略責任者であるOle Hansen氏は述べている。
しかしながら、同氏は「原油価格が継続的に上昇するために必要な減産量」には達していないと述べた。
12月、OPECプラスは2019年の上半期に日量120万バレルの協調減産を実施することで合意した。
OPECの事実上の盟主であるサウジアラビアは、12月の合意で要求される量を上回って減産を実施することを誓約している。
日本時間午前0時30分時点に、米国エネルギー情報局は原油や天然ガスの在庫量、生産量、輸入量を発表する予定である。
原油在庫量は284万バレル増と予想されており、先週の367万バレルを下回る見込みである。