原油先物は下落、韓国GDP成長率の下方修正を嫌気

Reuters

発行済 2019年09月03日 11:13

原油先物は下落、韓国GDP成長率の下方修正を嫌気

[東京 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。この日発表された韓国の第2・四半期国内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正され、米中貿易戦争による悪影響が浮き彫りになったことが原油相場の下押し要因となった。

日本時間午前9時55分時点で米WTI原油先物 (CLc1)は0.32ドル(0.6%)安の1バレル=54.78ドル。北海ブレント先物相場 (LCOc1)は0.07ドル安の58.59ドル。

米中両政府は週初に互いの輸入品に対する追加関税を発動、貿易戦争が一段と激化した。トランプ米大統領は、9月の通商協議は予定通り行うと述べている。

韓国の第2・四半期GDP改定値は、季節調整済み前期比1.0%増となった。速報値の1.1%増を下回った。米中貿易摩擦が長引くなか、輸出の下方修正が響いた。[nZVN5WNZ00]