原油先物は小幅高、英離脱合意期待やOPEC事務局長発言で

Reuters

発行済 2019年10月16日 11:10

原油先物は小幅高、英離脱合意期待やOPEC事務局長発言で

[シンガポール 16日 ロイター] - 原油先物は16日のアジア時間に小幅に上昇。株高を受けて買いが先行したほか、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る合意への期待感や、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国による一段の減産の可能性を示唆する発言が材料視されている。

ただ、世界経済の減速を巡る根強い懸念が上値を抑えている。

0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.11ドル(0.2%)高の1バレル=58.85ドル。米WTI (CLc1)は0.10ドル(0.2%)高の52.91ドル。

OANDAの上級市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「米中貿易戦争とブレグジット(英EU離脱)という世界的な石油需要への2大テールリスクが和らいだことから、原油に関して強気なポジションが多少構築されている」と指摘。