原油先物は下落、米中通商合意受けて下値は限定的

Reuters

発行済 2019年12月16日 11:18

原油先物は下落、米中通商合意受けて下値は限定的

[シンガポール 16日 ロイター] - 原油先物価格は16日のアジア時間に下落したが、3カ月ぶりの高値近辺を維持。米中両政府が「第1段階」の通商合意に至ったことを受け、原油需要や貿易フローの押し上げ効果への期待感から下値は限定的となっている。

第1段階の合意では、米国が1600億ドル相当の中国製品に対する関税発動を見送るとともに、既存の関税の一部税率を引き下げる。米側の説明によると、中国は米農産物などの購入を大幅に拡大する。

0101GMT(日本時間午前10時01分)時点で、ブレント先物 (LCOc1)は0.23ドル(0.4%)安の1バレル=64.99ドル。前週末は3カ月ぶりの高値近辺で取引を終了した。